縦走スケジュール

各行程をクリックすると写真をごらんいただけます。

1日目
2日目
3日目
尾平登山口 九合目小屋 九折越小屋
第一吊橋 天狗岩 九折越広場
三合目 障子岳 後傾
宮原広場 古祖母山 傾頂上
馬の背 本谷山 水場ルート
九合目小屋 笠松山 三ツ尾
九折越小屋 観音滝
鉱山事務所

祖母・傾山 縦走コースの記録

■祖母山・傾山縦走第1日目
 主稜線を忠実にたどるコースで、景観も起伏も変化に富んでおり、山群の真価を十二分に味わえる約22qの行程。それは九州第一の縦走路といってもよい。「奥祖母新道」の名で戦後間もなく開発、整備されて以来、九州の岳人なら一度は歩かねばならないルートともいわれ、たくさんの人が訪れている。
 ともあれ、私たちは2泊3日を予定コースとし、縦走の終点となる鉱山事務所前の駐車場を車デポエイドステーションとした。加えて、悪天などそのときどきの条件によって所要時間もかなり違ってくることにも留意しなければならない。
■祖母小屋1泊目
 祖母山頂の石祠から南へすぐに急斜面が待っている。ハシゴや岩角、灌木などを手がかりに下ると、スズタケの切り分け道となり、小さな起伏をいくつか越えると黒金山尾根からのルートが登ってくる。天狗岩の頭への踏み分けがある。スズタケのなかに入り、烏帽子岩のうしろを巻いてひと登りすれば障子岳。尚、烏帽子岩へは希少植物保護のため、金網で進入禁止。
 障子岳の最高点は縦走路から南西に少し外れたところにあり、熊野社が立ち、親父岳への切り分けが見られる。従走路は障子岳から南東に方向を変えており、迷わないように。とくに傾山方面から来た場合は、視界の悪い時など最高点から親父岳へ入り込みそうになる。小さな岩場を下って、ほどなく土呂久方面への道を右に分け、樹林のなかのさほど上下もない道を古祖母山へあまり苦労はない。山頂は比較的平らで、南北の2峰からなり、三角点は南峰にある。尾平越へは長い下りである。原生林のなかにアケボノツツジが目立つ。
 ほどなく左手に視界が開ける展望所がある。さらに尾平越までは大小10の小ピークがあり下降が続く、小さいながら急なピークを越すと尾平越。縦走路中の最低鞍部で、直下にトンネルが通っている。車道に下る北の大分県側に、本谷山へは原生林とブナ木のなかのゆるやかな登りであり、展望もよく最高の稜線である。峠から10分くらいで、宮崎県側に水場があり、小広場がある。
 昔の野の跡に出て、スズタケ密生の急坂にかかると、すぐに三国岩。展望のよくきく露岩で、両翼をぐっと張った祖母山を見ながら一息入れたい。本谷山へはあと20分ぐらい。灌木帯となり、倒木などあるが整備されてしばらくすると本谷山山頂。木に遮られて展望はあまりよろしくない。池ノ原を過ぎると樹木はわりあいと小さくなり、何度も何度も小さな隆起を越して行く。高度も次第に下がり、木々がまた大きくなると笠松山は近い。縦走路は山頂の南側を巻いている。頂に立とうと思えば、西側からの踏み跡を伝って行けばよい。九折越までは小さな起伏を繰り返しての下りだが、疲れた身には相当に長く感ずるかもしれない。最初は急な下りであるが、しばらくしてゆるやかな道となる。
 途中、昭和44年3月、雪の中で疲労死した2人の碑を見る。松の姿が現れるようになり、間もなくスズタケのないナラ林の丘を越えると目の前に九折越の山小屋が見える。
■九折越山小屋2泊目
 傾山の雄大な岩峰の連なりが印象的だ。峠から県境の尾根道。ゆるやかな上下を繰り返してセンゲンに出ると、目の前に本傾、後傾の双耳峰が威圧するかのようにそそり立っている。迫力は十分だ。峠から40分弱で後傾の下に着き、急な登りとなる。次第に傾斜も増し、途中に「杖落とし」と呼ばれる岩場もあるが、岩はがっしりしている。最近は迂回路が付けられた。
 岩をはい木にすがり、たどり着くと後傾の頂上。大崩山群の展望が良い。いったん鞍部に下り、ちょっと急登すると本傾の頂上に出る。大きな岩が折り重なるように並び、ヒメコマツなどの枝ぶりがいい。立枯れの木の白い肌も、ここならではといえよう。展望は祖母山に次ぐ良さで、遠く九重山群や由布岳、鶴見岳なども見えるが、格別なのは足元に広がる奥岳川源流部の向こうに、堂々たる姿で立つ祖母山である。
 下山は水場ルートの三ツ尾コースで観音滝上流にて水浴び。祖母山又は傾山からの縦走の場合は必ず早期出発すること。なお、祖母山〜九折越間の縦走路は長年スズタケにより荒れるに任せていたが、現在は切り開き整備され、これまでに比べ快適で安全な縦走ができるようになっている。

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